アニメノギス

理屈っぽいアニメレビュー

【宣伝】同人誌制作に参加しました

 

WWFという評論系同人サークルの第61号誌「京都アニメーション特集」に外部ライターとして参加しました。今回の記事はその宣伝。同人誌の内容およびサークルの活動概要について簡単に書き留めておくので、興味を持たれた方は是非。

 

ではまず商品(同人誌)の基本情報から。

www.yk.rim.or.jp

 

タイトル :WWF No.61: 京都アニメーション特集(A5版+116ページ)

サークル :WWF

場所・日時:コミックマーケット97,3日目,2019/12/30(月),南ム16a

販売価格 :600円

 

内容はタイトルの通り、京都アニメーションについて。同社のアニメーション制作としての特異性、業界内の立ち位置、会社の沿革、個々の作品批評など、計8名の書き手がそれぞれテーマを設定し、各々の考えを文章にしている。

 

なお、ネット通販は現段階では未定とのこと。(ちなみにバックナンバーはamazonで出品されています)。

 

今回参加させてもらったサークル、WWFは、1983年から活動している非常に歴史の長いサークルである。アニメーションや漫画作品について、哲学や社会学などの様々な観点から論理的な論評を行っており、年2本ペースで文集を発行している。テーマは押井守作品に関するものが多く、「押井学会」というシリーズを刊行するほど、同監督の作品には造詣が深い。その内容の濃さと深い洞察から、押井監督本人もWWFの本を買いに来るらしい。(これってかなりすごいことでは…)

 

僕自身も今回書き手として参加する上で、バックナンバー(WWF No.60「平成最後の押井作品解釈論」)を読ませてもらったが、とにかく読み応えがある。読み物としての非常に濃厚な理論と世界観。評論活動の経歴が長いこともあってか、文章に説得力と重みを感じる。あと、これは個人的な好みだが、WWFは論評のスタンスが良い。「評論は作品をより楽しむためのTipsとなることが望ましい」「根拠のない作品批判は非建設的なのでNG」「批判するなら一生懸命真摯に行う」という理念に基づいて活動している。

 

そういうわけで、中々本格派な同人誌であるWWF。適当な気分でブログをやっている僕のような若造にとっては少々ハードルが高かったが、他の素晴らしいライターの足を引っ張らないように頑張って書いた(つもり)。

 

僕が寄稿した記事の内容は、京アニ作品の魅力について具体例(作品例)を挙げつつ解析していくというもの。当ブログでは個々の作品の批評ばかりやっているが、今回はそれを制作会社というスケールまで拡張した、という感じ。したがって、やっていること自体は普段とさして変わらない。ちなみに記事のタイトルは「『本物』を求めて」。(我ながら香ばしい)。分量は1万3千字ほど。自分としては中々いい記事が書けたんじゃないかなと思っているので、コミケ参加予定の方、是非読んでみて下さい。

 

以上。雑な宣伝でした。